​大会長あいさつ

ガラス建築

日本心理学会第84回大会

準備委員会

大会長 大島 尚

2020年9月8日 10:00~ ON AIR! 

 日本心理学会第84回大会は、2020年9月8日(火)から10日(木)まで、東洋大学白山キャンパスで開催する予定でしたが、COVID-19の感染拡大防止のために対面形式による会議の実施を断念し、インターネットを介したバーチャルな大会として開催することにいたしました。準備委員一同、東洋大学での13年ぶりの大会開催に向けて、1年前から鋭意準備を進めてまいりましたので、まことに残念な結果となりましたが、中止せずに実施を決定できたのは、ひとえに日本心理学会常務理事会ならびに事務局のご理解とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 2020年の大会は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される特別な年として記憶に残ることを期待しておりましたが、パンデミックにより世界中でほとんどの行事が中止・延期に追い込まれるという、別の意味で特別な年になってしまいました。一方で、日本では日常生活の中に、テレワークやオンライン授業といったICT環境が一気に入り込んでくる歴史的な年ともなりました。これまでの常識として、学会の大会といえば開催地に研究者が一堂に会し、対面で研究成果を披露し合い意見を交換しながら親睦を深める場でした。今回、それが実現できない状況の中で、いかにして大会開催の意義を保ち、心理学の発展に寄与できるかを意識しつつ、運営に力の限りを尽くしたいと思っています。

 本大会のテーマは,「多様化が革新を生む」としました。心理学が対象とする課題や背景となる環境の多様化が,心理学に革新的な発展をもたらすという期待を込めています。近年は、心理学の近接領域、特に生命科学や神経科学、AIなどの急速な進展により、心の問題について新たな視点が提供されています。心理学はそのような諸科学と連携しながら、多様なアプローチを統合していく役割を担っていると考えます。

 今回の大会は異例の形態での開催となり、参加者の皆さまには、多くの制約の中で発表や討論を行っていただかなければなりませんが、大会の会期を11月2日(月)まで延長し、質の高い情報交換が行えるように最大限の配慮をしたいと考えています。日本心理学会会員の皆さまにおかれましては、終息の見えない災禍の現状は研究遂行上も大きな障害となっていることと存じます。何とぞ健康を第一にご留意のうえ、心理学の絶え間ない発展のためにご活躍くださることを切に願っております。

 

日本心理学会第84回大会準備委員会大会長

 大島 尚

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