SL-001    招待講演1

運転支援と自動運転におけるヒューマンファクター的課題:航空機と自動車の比較から見えてくるもの

発表者: 稲垣  敏之(筑波大学)
司会者: 喜岡  恵子(東洋大学)

 交通移動体の操縦や運転は,知覚・認知・判断・操作が反復されるタスクである。人である以上,注意が途切れたり,思い込みに捕われたり,意図したように身体が反応できないことがある。その影響を防止・最小化するために知能機械が導入されて久しいが,人に能力の限界があるように,機械にも能力の限界がある。そのことから,従来の人間-機械系では,たがいの能力の補完に焦点を置いた設計が図られてきたが,機械が人を凌ぐ能力を備えるようになった今,機械にすべてを任せる設計も現実味を帯びるようになっている。
 しかし,機械が人を凌ぐ能力を持つからといって,決定・実行の権限を機械に与えてよいとは限らない。一方,機械が常に人の指示・許可を仰がねばならないものでもない。この古くて新しい問題を,離陸を除く全飛行フェーズが自動化されて約30年の歴史を持ちながらも人が機械を
監視制御する形態を守る航空機と,無人自動運転も視野に入れる自動車を比較しつつ,人と機械の共生をヒューマンファクターの観点から考察する。

 LIVE   9月8日13:00-15:00 (このイベントは終了しました)

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​【予告編】
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